建具とは・・・空間を間仕切るために用いられ開閉できるものと定義されています。
具体的に、これに当てはまるのが、
ドア
引き戸
サッシ などです。
更に分けると、内装用(主に木製)と外装用(金属製)に分類できます。
今回は内装用に絞ってお話していきたいと思います。
内装用建具
ドア・襖(フスマ)・障子・引き戸と日常的に使用しているもの
なので、意識して見たことは少ないのではないでしょうか。
構成部材には細部まで名称があります。
このような色んな枠の部材を組み込んで
建具を吊りこみ
製作されています。
ここで注目したいのはドアには吊り込みに丁番など金具を使うのに対し
襖は金具・金物がなくても製作・使用できるといった点です。
現に引き違い戸や襖・障子といった建具は、古くから日本建築に
用いられてきました。
襖には組子部分に細工を施したり、襖紙に絵を書くことによって、
絵画や彫刻のように魅せるものもあります。
障子は障子紙が湿気を吸ってくれるので
調湿効果をもたらせてくれたします。
ただの間仕切りとしてだけではない+αの
効果を持たせたりしながら利用してきたことの
表れではないでしょうか。
先人たちの偉大さを感じざるを得ません。
近年では需要が大きく、使い勝手の良さから洋室が好まれ
和室が減っているためか、襖や障子のような建具が減っています
正直、襖紙や障子紙の張り替え等のメンテナンスは必要ですが、
それ以上にメリットのあるものとして建具の利便性は高いと考えます。